クラスTシャツの納期遅れのニュースについて

2022年10月27日、いつも通りクラTの最新情報を検索する私の目に驚きのニュース記事が飛び込んできた。

学校行事で活躍「クラT」納品遅延トラブル、理由は「新型コロナ」 会社が説明し謝罪、新規注文停止
https://news.yahoo.co.jp/articles/345f48ab4403153b33c47ce203487eac6f0ccf94

クラスTシャツ販売に関わる者として、本件は非常に大きなインパクトのある見出し。

ただ直ぐに何の話であるかは察しがついた。

”文化祭や体育祭などの学校行事で着るため、生徒らがデザインを決めて発注する「クラスTシャツ」の納品が行事当日に間に合わなかったとの相談が相次いでいるとして、消費者庁は27日、消費者安全法に基づき該当業者がアパレル通販業を公表した。”(引用元:yahooニュース)

クラスTシャツは主に高校生が体育祭や文化祭で着用するお揃いの衣装。

その多くはクラス単位で業者に依頼を行っており

業者選定や発注は学生自身で行う事が多く、トラブルも少なくはない。

ただ、今までのトラブルの種類は「デザインに入れた文字の綴りが間違っていた(発注の時点で)事が到着後に判明して、恥ずかしい思いをした」であったり、「希望したシャツの色が思っていた色と異なっていた」の様な類の軽微と言ってはいけないが、その様な問題であった。

その為、多くの優良な業者はこのトラブルを少しでも発生させない為に、製作前の確認資料を用意したり、注文前のサンプル貸し出しを無料で行う事で発注に慣れていない学生に対して、可能な限り理想通りの商品を納入出来るように工夫を行ってきており、年々トラブルも少くなってきていると個人的には感じていた。

しかし昨年頃から、クラスTシャツ作成において最も起きてはいけないトラブルが各地で多発する様になった。

そのトラブルとは「納期遅れ」である。

イベント用に作成をするクラスTシャツが、イベント当日までに納品されないという絶対に起きてはいけないトラブル。

基本、クラスTシャツの発注は通販という注文方法。

※業者は全国にも多数ありはするが、かといって全ての市町村に存在する訳ではなく、多くの学生は学校に届くカタログやネットで業者を選び、通販という形で商品を購入している。

クラTの遅延は絶対に許されない

イベントのギリギリの注文の場合、ヤマト運輸や佐川急便の配送遅れや配送間違え等で遅延が発生する事もなかった訳ではないが、その発生率は本来かなり少ないものだった。

「納期遅れ」が発生した場合、学生はイベントに着用するものがなくなり、他のクラスがお揃いのかわいい衣装を着る中で自分たちのクラスだけ体操着でイベントを行う事になる。

インスタ映えを非常に大事にする世代にとってはとんでもない一大事であり、悲惨な思い出になってしまうのだ。

そして、一番傷付くのが「発注を担当した生徒」。

遅延の発生を受けて、責任を感じて泣き崩れてしまう生徒がほとんど。

だからクラT業者において、納期遅延だけは絶対に避けなければいけないトラブルなのです。

今回の事件は時代の変化が一つの要因か

今、クラスTシャツ作成業者の選定はネットが主流である。
ただ、ひと昔前までは学校に届くカタログがメインであった。

以前のクラスTシャツ業者は、閑散期にカタログを作り、全国の学校へ送付。
そして、学生はその届いた数社のカタログの中から自分たちに合いそうなカタログを選んで、そのカタログから注文を行っていた。

その為、クラスTシャツ業者が注文を獲得する為にはカタログ作成費用、発送費用など多額の先行投資を行う必要があり、
それが可能なそれなりに大きいキチンとした(覚悟を持った)業者の中から学生は業者を選定出来ていた。

ただ、インダーネットの普及で、多くの新規業者がカタログも作らずに
インスタグラムのアカウントとLINEアカウント1つでクラスTシャツ業界に参入出来る様になってしまった。

そして業者の信頼性の確認に不慣れな学生さんは、何も分からずに信頼性の低い業者を選んでしまう可能性が高くなったと考えられる。

自分が注文する業者は、どこで商品を作っているかに着目すべきだが、、

今回の遅延の原因は「海外からの発送遅延」。

ひと昔前までのクラスTシャツは、国内メーカーが海外で作ったシャツを国内に大量に在庫し、業者は国内在庫を購入し、国内で加工を行っていた。

ただ最近の一部の業者は、商品を海外で全て作成して輸送し、そのまま納品を行っていると見受けられ、その事が今回の問題を引き起こしたのでは無いかと思っている。

ただ、購入者自身で注文する業者がどこで商品を作るかに目を向ける事は非常に難しい事である。

今回、巻き込まれてしまったクラスやその担当者さんは本当に大変気の毒でいたたまれない。

該当の業者も決してわざとこんな事をしたのではないはずで、多分かなりの損害も発生しているとは思うが、やはり本件は世の中が許さないものであった。

この様な事が今後起きない事を切に願うと共に、我々クラTに関わる人間は、改めてクラTが学生の大切な思い出に関わる重要な商品である事を強く胸に刻む必要があると感じた。